四間飛車穴熊 自戦記No.1 対銀冠穴熊

こんばんわ(#^^#)

 

現在、四間飛車穴熊の方はお勉強中なのでもうしばらくお待ちください。

 

今回は代わりに自戦記を書いていきます。

 


 それがこちら。24での対局。

 

相手は2700くらいの方。先手(手前)がいるかです。

手数と思ったことを書いていっているので、見ずらいですがコメントを見ながら進めていただけたら幸いです。

 

▲いるか

 
16手目
 △33角で持久戦模様の将棋となりました。
 
18手目
 △53銀でしたが、ここで△85歩だったら注意が必要で▲67銀と上がる手を忘れないようにしないといけません。仮に△85歩に▲19玉などと進めますと、すかさず△42角とひかれて8筋突破が受からなくなります。まぁそうなってもまだやれる手順はあるのですが、わざわざ選ぶ手順ではないので基本、居飛車側の33角には67銀と上がった方が無難です。なら忘れないように最初から67に上がっておけば・・・?というかもしれませんが、78銀で待機する形には意味があって、急戦で来られた時に受けやすいという利点があります。早くに67銀と上がってしまうと急戦で来られた時に不利な戦いとなる変化があります。
 
22手目
 △22銀は珍しい手ですが、銀冠に組む場合によくある形です。勝手な印象ですが22銀~24歩~23銀の組み方をしてくるタイプは、その流れで銀冠穴熊にしてくるケースが多いように感じられます。(気のせいかもしれない)
今回は、どうでしょう・・・?
 
30手目
 △42金寄を見て銀冠穴熊が濃厚となりました。
普通の銀冠にせよ、銀冠穴熊にせよ四間飛車穴熊側は、46歩・36歩・47金という形の穴熊に組むのが有効です。38飛から角頭を攻める手を含みにします。
ノーマル銀冠と銀冠穴熊では戦い方が少し違うので注意が必要です。
 ノーマル銀冠には、基本の考え方として65歩66銀という形を目指すことになります。その後は56歩~55歩という風にして攻めていきます。この形に問題なく組めた場合大概振り飛車穴熊側が作戦勝ちとなります。
 一方、銀冠穴熊に対しては、居飛車側が角の利きを止める展開になりにくいので、65歩と突くチャンスがなかなか来ません。そのため、四間飛車穴熊は38飛と回って角頭攻めを目指すこととなります。ノーマル銀冠の場合は、44歩~43金と角頭を強化する展開になるため38飛のような攻めは成功しにくいですが、銀冠穴熊は32金42金という形のため、角頭が弱点となりやすく、38飛が有効というわけです。
 
39手目
 普通に1歩交換をしました。ここで居飛車側はいろいろな手がありますね。31金寄・34歩・44銀などどれも無難で互角ですね。
 しかし本譜は積極的に24歩と仕掛けてきました。
 
41手目
 同歩・同角どちらもありそうでしたが、同角が銀に当たって、△44銀▲45飛△52金▲45歩△55銀▲77桂で41の金が浮いているうちに戦いにしてしまおうということで同角と取りました。
 
44手目
 おそらく無難に△52金が勝るような気がします。
しかし相手は強い方なので△52金には、なにか自分の見えていない嫌な順があったのかもしれません。手が見えすぎるからこその1手なんですかね・・・?
 
49手目
 飛車を成ってさすがにいいかと思って冷静に読んでみると普通にまだまだ難しい。次に△89飛成~△35桂はうるさいですし、その展開はこっちに攻めの番が回らずに押し切られそうです。一目▲77桂と逃げたいですが、そこで△38歩とたたかれる手が厳しそうです。
74角という龍金両取りの筋もあり、先に飛車はなったものの結構忙しい局面だと気づきました。
 いろいろ考えた結果、攻め合いを目指した▲56角と打ちました。△61龍▲31金寄△56角もありそうですが、手順に金を締められるので見送りました。
 
52手目
 △89飛成に対して、バッサリと▲23角成が狙っていた手。相手陣を一気に乱すことに成功しました。相穴熊戦では角をうまく金駒に代えてしまうことが大切ですね。
特に相手の穴熊を形成している金駒ならば効果は絶大です。
角と金駒を交換した方がいい理由としては
 ①相手の陣形を乱すことができる
 ②金駒を持つことで自陣に埋めることができる
 ③相手の持ち駒の角は受けに使いにくい
この辺が考えられます。
まさに本譜は①~③がすべてそろいました。
 
54手目
 △32角と打つようでは辛い。
以下、▲44龍と自然に駒を補充して優勢。
 
63手目
 △49角と打たれた局面
攻めるならば、▲15桂や▲33歩がありますが、自分はここまで来たら絶対勝ちたいので手堅く▲39銀打と固めました。以下、△38角成▲同銀引の局面は鉄壁で手も付きにくい形となりはっきり優勢になりました。
 
69手目
 相手は仕方がないので△37歩~△47金と絡みつきますが、ここで今回2度目の▲56角が決めてです。
△37金ならば▲89角と飛車の方を取って受け切り体制です。そのため、仕方なく、△39龍と切りますが、丁寧に対応して、73手目▲37同桂の局面は受けきりが濃厚となりました。居飛車も33や22に駒を埋めることはできますがそれには28銀打ちと1回穴熊を安定させてからじっくり攻めようと考えていました。
 
75手目
 △36銀に対しては、▲28銀打ちを手堅く手堅く指していきます。以下△47銀打ちと絡みついてきますがここで、▲23角成とバッサリ切って▲35桂で勝勢です。
 
84手目
 ▲32金に22金打と千日手模様で粘りますが、▲43角が決め手。△32金▲同角成△28金▲31金となり、以下△32金▲同金となると持ち駒に金がなく受けがなくなってしまいます。
そのため、31金の局面で投了となりました。
 
 

 
2700代に勝ったのは初めてで、最後の方は絶対勝ちたいという気持ちで手堅く指しました。最短できれいな勝ち方はあったのでしょうが、自分らしい将棋が指せました。
個人的ポイントは▲56角~▲23角成だと思います。穴熊を薄くして実践的に振り飛車が勝ちやすい展開になったのではないでしょうか?
その後の△32角がイマイチで、△14角と打たれたら結構迷う局面でした。
なにはともあれ勝ててよかったです。
 
気になることなどがあれば気軽にコメントどーぞ(#^^#)
 
 いるか